研究試料としての毛髪の特性

 

Q:『ケラチンフィルムではなく毛髪自体を使った実験は問題があるの?』

A:『毛髪の特色について説明しますと、毛(頭)髪は個人のレベルだけでなく、1本においても根元と毛先で不均一な試料です。昨今の分析技術の発達は、より精度の高いデータが得られるようになりました。しかし、毛髪試料を対象とした場合は、その不均一さのために何度も何度も実験を行い、統計処理をしてデータを出しており大変な労力と時間を費やしております。また、得られたデータの再現性が低かったりして、定量的な分析は難しい状況であります。このため、ケラチンフィルムを代替毛髪として使用することを私たちは提案してきております。』

 

パネル-5:研究試料としての毛髪の特性

 

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