“マテリアル”としてのケラチン加工品

 

《第4の活用は、“マテリアル”としてのケラチン加工品です》

〈ケラチンフィルム〉
 初期段階では、十枚単位でしか生産できませんでしたが、2009 年からは百枚単位で生産できるようになってきております。生産体制に加えて、品質管理に関しての知見も蓄積されてきたため、企業や研究機関へのケラチンフィルムの提供をはじめております。これは、文部科学省の「知的(地域)クラスター創成事業(第Ⅱ期)」の一環として実施されていたため、サービスが可能となっておりましたが、このプロジェクトは2012 年に終了しました。これ以降は、信州TLO と共同して、この事業を継続しており、かつ、発展させてきております。

 

パネル-16:様々なケラチンフィルム

 

〈他の加工品〉
 毛髪での加工技術は多くの動物毛に応用できるため、特に羊毛に適用したモノも作ってきております。ケラチンフィルム以外に、溶液とその凍結品、ゲル、ケラチン結合タンパク質(KAPs)などを用意することができます。これらの用途として:髪の毛で発生する各種ダメージへの評価、ヘアケア製品の開発、美容関連の機器の開発、紫外線関連の研究と開発、ダメージレス & ケラチンをターゲットとしたヘアカラー剤の開発、毛髪タンパク質および硬ケラチンの研究などに及びます。

 

パネル-17:羊毛由来を含めた加工品

 

活用例一覧