セルフリサイクルの夢

 

最後に、セルフリサイクルの必要性と夢を語ります。

 

Q:『セルフリサイクル技術と加工品は本当に必要なの?』

A:『医用材料や医薬品が実際に我が国で使われるようになるまでは、膨大なデータを必要としております。予算だけではなく、申請/審査を含めて開発から実用化までに長時間を要し、デバイスラグと呼ばれております。これは、医療事故のリスクを軽減して安全・安心なマテリアルを供給するには大事なプロセスです。しかし、藤井研究室のような弱小の研究組織においては、正面から正攻法での取り組みは敬遠せざるを得ません。しかしながら、パネル-18で示すように我が国の医療費の高騰とその原因を見ますと、パネル-1, 19のコンセプトは益々と必要と考えられます。パネル-3, 16, 17, 19で示した様なパーソナル型の医用マテリアルをローテクの組み合わせて廉価に生産する技術の開発は今後とも必要と信じております。勝手ながら、パネル-20の社会がくることを夢みております。』

 

パネル-18:国民医療費の推移と原因

 

パネル-19:日本科学未来館での展示

 

パネル-20:50年後の社会での“セルフリサイクル”

 

長い話にお付き合いくださり、本当にありがとうございました。

 

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