膵島保存テーマの開拓者

繊維学部 応用生物科学系 生物機能科学課程の第5期生の山中 貴寛 (1994年2月21日生) は, 常に上位5番以内の学業成績を保ち, 余裕もって推薦枠による大学院修士課程への進学を果たしました (2016年4月). 指導教員を説得して研究室に新しく持ち込んだ「膵島の超低温保存」という糖尿病関連テーマの元で書き上げた2編の投稿論文受理が認められ, 修士課程では「成績優秀による後期授業料全額免除生」と「第一種奨学金全額返還免除生」を勝ち取りました. 博士課程進学後も吉田育英会 (Doctor-21支援プログラム) から財政支援を獲得して順調そうに見えましたが, 膵島移植のIn vivoデータをベースとした自分自身が筆頭著者となる投稿論文作成ではかなり苦労することになりました. それでも2021年3月, 何とか標準年限の3年で博士号 (学術) を取得でき, 2021年4月から広島大学 島田 昌之 教授のラボで博士研究員 (ポスドク) となります. 彼のコミニュケーション能力・プレゼンテーション能力は元々高く, 本番で実力以上のものが出せる集中力・思い切りの良さを強みとして, アカデミック・ポスト獲得への足場を固めてくれると期待しています.【全研究業績はこちら